「WASAKE」に込めた想い
「和を以て貴しとなす」
千四百年以上もの昔、十七条憲法第一条の冒頭に書かれているように、聖徳太子は何よりも「和」が大事だと説きました。古来、日本人の心のありようを一文字で表す美しい言葉、それが「和」です。
そして、神話の時代から日本の文化の中心には常に米と酒がありました。天照大神は邇邇芸命に米を持たせて稲作を地上にもたらし、須佐之男命は八岐大蛇に八塩折酒を飲ませて倒しました。今日でも、神社では御神酒がふるまわれ、結婚式では三々九度で神様に結婚の誓いをします。そう、酒は日本人が神様とつながる神聖な飲み物なのです。
「酒」といえばかつては今でいう日本酒のことでしたが、いつの間にかアルコール飲料の総称になってしまいました。ところが、神様のいたずらか単なる偶然か、近年海外では日本酒のことを「SAKE」と呼ぶようになりました。
WASAKEは、「和:WA」の国の「酒:SAKE」を世界の人々に広めることで、世界に誇るべき日本の歴史・伝統・文化を世界に広めるための発信基地になることを目指していきます。